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タペストリー A mon seul desir (わが唯一の希に)
サイズ 49cmx70cm
コットン86% ポリエステル6% ナイロン8%
ジャガード織り 裏面コットン100% ベルギー製
裏面ロッドスリーブ付き
*中世でもっとも美しいと言われているタペストリー、「一角獣を連れた貴婦人」は、パリのカルチェ・ラタンにあるクリュニュー美術館に飾られています。 六枚のタペストリーからなる連作で、縦は3,1mから3.78mの長さ、幅は2,9mから4,66mある大きなものです。
六枚のタペストリーには、貴婦人とユニコーンが描かれて(織られて)いて、それぞれが 五感を意味していると言うのが、現在の一般的な解釈となっています。
寓意的に表現された五感とは、鏡が視覚、オルガンが聴覚、花が嗅覚、果物が味覚、貴婦人が触っている角の図が触覚などです。
この点を知っておられると、この貴重な美術織物をますます楽しんでいただける事と思います。
また六枚目の五感のあとに来る最後の一枚は、献辞の為のものであると解釈されています。
図柄の背景には、ルネッサンス初期にフランスやフランドルの織物において愛好された「millefleurs」(日本語で千花模様、ちはなもよう)の様式が見られます。 柔らかい赤色に、花々と小動物が描かれています。
このタペストリーは、六枚のタペストリーのうちの一枚を抜粋して織り上げてあります。
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